臓腑の生理作用と病理状態

このページでは、五臓六腑および女子胞の生理作用、それが失調したときの病理状態をまとめました。基本的には臓腑弁証名は、気血津液の虚実寒熱がどのように影響しているのかにより構成されています。従って、それぞれが中医弁証を行う際の根幹となる非常に重要な要素となるのでこれらの内容もしっかりと暗記してください。

特に、臓腑の病理状態は患者様の主訴と直結し、八綱、気血津液の状態と併せて鑑別することによって全身の現在の状態、元々の体質、さらに今後の病理状態の予測を行うことも可能となります。

治療を行う際には、一般的にはまずは主訴に対する問診、主訴に対する臓腑の状態を確認することが必要で、初診問診時にすべての臓腑機能の状態を聞くことは難しいことも多いですが、施術をしながら、折に触れ、主訴以外の臓腑の状態を確認することは、予想をしていなかった臓腑の状態を確認できることもありますので、全身治療を行う際には、八綱、気血津液の状態と併せ、臓腑の状態を常に意識しながら全身を把握することが必要です。

肝の生理作用と病理状態   胆の生理作用と病理状態

心の生理作用と病理状態   胃の生理作用と病理状態

脾の生理作用と病理状態   小腸の生理作用と病理状態

肺の生理作用と病理状態   大腸の生理作用と病理状態

腎の生理作用と病理状態   膀胱の生理作用と病理状態

心包の生理作用と病理状態   三焦の生理作用と病理状態

女子胞の生理作用と病理状態