中医鍼灸施術について
このページでは、中医学の考え方を用い、日常の臨床においてよく見られる各科諸症状を治療するための弁証の鑑別ポイント、随伴症状、舌脈象、弁証名、治法、代表的な取穴についてご紹介します。
これら各論の治療法は、中医学の基礎弁証である八綱弁証、気血弁証、六淫(外感)弁証、臓腑の生理作用と病理状態、臓腑間関係などの理論を駆使して症状の鑑別を行えば、日常の臨床においてほとんどの患者様に対応できます。
ポイントとしては、それぞれの症状の中の主症状と随伴症状から鑑別弁証を行います。鑑別ができれば、弁証名や治法は何となく出てくるくらいでもとりあえずは構いません。また、鑑別ができれば治法立てと配穴は自ずと出てきますが、出てこなければ取穴例を参考にしてください。
しかし、治療上においてさらに必要なのが、ある程度でも補瀉手技を正確に行えるかということと、必要な針響を出せるかもポイントになるのですが、web上ではそれに関する説明は不可能なため、施鍼によって患者様の主訴なり症状がどのように変化するかを観察しながら、治療内容を検討してみてください。
実際の治療について、もっと詳しく勉強したい方は、当会が主催する中医鍼灸臨床セミナーの受講をご検討下さい。
当会主催の中医鍼灸臨床セミナーでは、さらに詳しい鑑別弁証のポイント、必要で最適なツボや応用配穴について、必要な針響の強さや響かせる場所や方向など、具体的な治療法をお教えします。