気血津液弁証について

人体を構成し生理活動を出現させる基礎的物質である気・血・津液の充足度あるいは運行の状況によって鑑別をする方法です。
気の状態を鑑別する気病弁証、血の状態を鑑別する血病弁証、津液の状態を鑑別する津液病弁証は、それぞれ単独で行われることは少ないのですが、臓腑の状態が直接反映された結果でもあるため、八綱弁証とともに非常に重要な要素となります。
八綱弁証とともに臓腑弁証の基礎となるため、それぞれの主症状をしっかりと暗記してください。

・気病弁証には虚証である気虚証、気陥証。実証である気滞(気欝)証、気逆証などがあります。
・血病弁証には虚証である血虚証、実証である血オ証、血熱証、血寒証などがあります。
・津液病弁証は、不足すれば津液不足となり、阻滞すれば痰湿阻滞、熱の症状をともなえば湿熱阻滞あるいは痰熱阻滞

などとなります。
それぞれの主症状をしっかりと理解して暗記してください。