講演内容 - 舌診、脈診トレーニング

この回の講演内容は、舌診、脈診トレーニングというテーマで解説と、受講者同士で舌診、脈診を実際に診て、それに対する補足説明をさせていただきます。

舌診・脈診は、中医学における四診の重要項目として鑑別診断の基本の一つとなります。舌・脈の状態から虚実寒熱を鑑別できるものあるため、鍼灸師としては必要不可欠な知識の一つです。しかし、実際にはよくわからない!と言う鍼灸師も多いが現状です。
というのも、中医では脈状は28種類に分類されているため、慣れないと非常に難しく感じてしまうのですが、ポイントとしては、まずは脈の早さと脈の強さを診ること。
これだけでもある程度以上の虚実寒熱は鑑別できます。慣れてきたら脈形を同時に診ていくと脈診は結構簡単につかめてしまいます。当日は、その脈形についてもわかりやすく説明をさせていただきます。
舌診については、舌質である舌色、舌態、舌形を、また舌苔の苔色、苔質を説明します。それと併せて実際に舌の状態を診てみればすぐに正確に鑑別できるようになります。

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