講演内容 - 中医弁証概論

中医弁証概論~中医弁証は、このようにすればもっと簡単にできる! そのポイントとコツ☆というテーマでお話をさせていただきます。

中医弁証を難しいと感じる人は多いです。そのために、せっかく中医学を勉強してきても途中で挫折してしまったり、忙しい時間を割いて中医学を勉強しているのに臨床で応用するのに苦労している方は思ったよりも多いのが現状です。

それはなぜ?といえば、それは中医学の全体像が見えていないからなのです。
中医弁証は、小さな事柄が積み重なって構成されているものなので、臓腑弁証ばかり見ていると、逆に全体像が見えなくなってしまいます。それを解決するためにはどのようにすればいいのか?

特に中医初心者の人が臓腑弁証を勉強するときには、“臓腑弁証を勉強するときには、臓腑弁証から勉強を開始するな”ということが、実は非常に重要なことなのです。また、ある程度中医学を勉強している人や、臨床で臓腑弁証をスムーズにできない場合にも、“臓腑弁証をいったん忘れろ!”、ということが非常に重要なことなのです。

えっ?それじゃなにを勉強すればいいの?、なにを基準に弁証すればいいの??ということになりますが、そのような場合には、八綱弁証、気血津液弁証などの、いわゆる基礎弁証をしっかりと見直す必要があります。その基準と基本は何か?

実の話、これが中医学を勉強する上で非常に重要なことであると同時に、最初の頃の大きな壁です。この壁を乗り越えてしまえば比較的スムーズに中医鍼灸を臨床応用することができるのですが、この壁を乗り越えられないと中医学を理解するのに時間がかかってしまったり、残念ながら挫折する可能性が高くなります。

これを理解してしまえば中医学を始めて勉強する方はもちろん、臓腑弁証をうまくできない、施術効果を今ひとつ上げることができない方はもちろん、中医歴が長い方にもかなり参考になり、中医鍼灸を臨床で思うように展開することができます。

今回のセミナーではそのことについて掘り下げてお話しし、鑑別弁証する際の方法論や詳細についてお話をさせていただきます。
これから中医鍼灸を勉強したい方、中医鍼灸を臨床で運用しているけどうまく弁証できない方、臨床成績をもっと上げたい方はお受け下さい。

鍼灸臨床歴36年、中医臨床歴約32年の私が、専門書に書いてあるけど理解しにくい点、治療をしながら気がついたことなどの中医学を活かすポイントを、受講していただいた方だけに、私の経験すべてを差し上げます。

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