女子胞の生理作用と病理状態

投稿者: | 2017年8月23日

☆女子胞の生理作用と病理状態

女子胞は胞宮とも言い、子宮をはじめとした女性の内生殖器を指す。
1.月経を主り、妊娠を主る
女子胞は、精を蔵す腎、血を主る心、血を蔵す肝、血を生じ統血を主る脾などによって滋養・固摂され、血の海である衝脈と陰経の海である任脈が滞りなく流注することにより正常に営むことができる。
衝脈・任脈の調和が失調したり、気血を固摂できなくなると、月経不順、崩漏、閉経など月経の異常や、妊娠しにくくなる、流産、流産後や出産後の崩漏などがおこる。